サーチタイムズ

本当に掲載どおり?求人広告

求人情報を探す際、何を優先にしていますか?「年収UP」「やりがい」「勤務地」…などいろ いろと条件がありますが、入社してから「話が違う!」「聞いてないよ!」というように後悔すること がないようにしたいですね。ここでは職種別に求人情報を探すときのチェックポイントと、目指す 業種別の社会人としての心得を伝授します。

笠倉和重(かさくら・かずしげ)
ガイド : 笠倉和重(かさくら・かずしげ)>>プロフィール
米国大学経営管理額MBA取得 1993年大学卒業後、ゼネコン、商社、SIインベストメント人事部長を経て、 2005年知的体育会採用ソリューション企業株式会社AOIインターナショナルを起業。
IT系エンジニア
  • ■よくある求人広告の募集職種名
  • ・データベースエンジニア→目指せデータベースプロプロフェッショナル
  • ・ハード系エンジニア→目指せプロダクトマネージャー
  • ■よくある求人広告での採用条件
給与 20万円・休日:土日祝日
勤務時間 9:00〜18:00
勤務先 当社及び当社指定地
研修 OJT (職場内研修)
■ハードワークは覚悟の上で挑もう。
一般的に勤務時間が長い業種。納品の期限が迫っている場合のオーバーワークは日常茶飯事です。ただし、システムやナレッジ(知的財産)を創造するクリエイターなので時間で仕事をするのではなく、技術とプライドで仕事をする職種である。
  • Check Point 1
  • 休日出勤分を振り替えて代休を取ること(納期に無事納品すれば、時間ができる)ができるのか?
  • Check Point 2
  • 勤務時間が長くなるので、給与の中に「みなし残業給(残業してもしなくても、これくらいの残業代を含んでいますよ)」 が含まれているかどうか。
    この「みなし残業給」が何時間なのか?
  • Check Point 3
  • クライアント先に常駐することも考えられるので、予想される自社勤務地、もしくはクライアント先が記載されているか。
  • Check Point 4
  • 研修でOJTと書いてあるのは、実際には「ほっぽらかし」が多い。具体的研修制度がありそうなら、具体的研修内容を確認する。
    ただし、ホームページなどで研修内容が記載されていない場合、恐らくOJTなので、執拗に聞くことはNG。
人材ビジネス
  • ■よくある求人広告の募集職種名
  • ●人材派遣-営業
  • ●人材派遣-コーディネーター
  • ●人材紹介-営業
  • ●人材紹介-コーディネーター
  • ●採用アウトソーシング
給与 20万円・休日:土日祝日
勤務時間 9:00〜18:00
勤務先 当社及び当社指定地
研修 OJT (職場内研修)

■人材ビジネスの職種一覧

・人材派遣-営業
登録している人材をニーズのある企業に派遣する営業です。
・人材派遣-コーディネーター
派遣として働きたいということを前提として登録している人材と、企業が求めている人材をマッチングする仕事です。登録者のケアも含まれます。もちろん、ワガママを言う登録者の話を聞き、企業への改善の依頼や登録者への指導もあります。
・人材紹介-営業
正社員として働きたいということを前提として、人材を紹介し、入社させるなど、企業の人材ニーズを開拓してくる営業です。
・人材紹介-コーディネーター
正社員として働きたいということを前提として、人材を紹介し、人材させるために、企業を分析し、適切なアドバイスを行い、登録人材と企業のニーズをマッチングする仕事です。
・採用アウトソーシング
どのような採用手法が、クライアントである企業にベストマッチするのかを戦略的に提案し、企業の採用に特化した戦略的手法をコーディネートする仕事です。
出稿する採用媒体を選定→掲載時期選定→採用方法決定→メールや電話にてオペレーション→クライアント企業にて面接まで行います。
  • Check Point 1
  • 給与の変動が少ない業界です。ただし、営業、コーディネーターともに営業数字の目標があります。
  • Check Point 2
  • 登録しようとしている人材と就業時間内に会えるわけではありません。
    なぜなら、在職中の方が非常に多いからです。 勤務している企業の就業時間が終わってからでないと、登録希望人材と会えないないこともあるので深夜まで勤務した場合の体制(深夜勤務後に出勤時刻が遅くてもよいなど)を確認してみてください。
  • Check Point 3
  • 人材を扱う上で、コミュニケーションスキルは絶対的に必要です。
    人材に特化した資格は少ないですが、「CDA」(キャリア ディベロップメント アドバイザリー)という資格があるので、これを取得することを奨励しているのか、否かを確認してみてください。専門的な資格取得への意欲をアピールできるのと同時に、会社側からの資格取得への補助の有無が確認できます。
不動産営業
  • ■よくある求人広告の募集職種名
  • ・マンション・戸建販売営業
  • ・賃貸営業
  • ■よくある求人広告での採用条件
給与 20万円・休日:火曜日、当社指定日
勤務時間 9:00〜18:00
勤務先 当社及び当社指定地
研修 OJT (職場内研修)
マンション・戸建販売営業
読んで字のごとく、おウチを販売する営業です。
賃貸営業
賃貸物件(部屋)を借りるお客様に貸す手続きをしたり、お部屋のオーナーさんとの橋渡しをする営業。

不動産営業は販売、賃貸問わず、「クレーム営業」と位置づけられています。 商品が非常に高額なものですから、お客様も真剣ですし、常に生活している住まい においては欠陥や不備などの問題が目に付くことが多いものです。

しかし、逆に考えれば
・自分のコミュニケーションスキルの向上
・営業力の向上
・仕事において厳しい環境を経験しておくと、長いビジネス人生の中で、あとあと楽。
という大きなメリットがあります。

実際に、不動産営業会社のコンサルテーションを担当していましたが、営業成績が優秀な人材は、たとえ退職しても、多くの企業からオファーがきていました。

  • Check Point 1
  • 給与が比較的高額な業界です。販売営業は、高額な商品(マンション、一戸建て)を扱うため、営業に工夫が必要です。
    そのためにインセンティブ(営業成績に比例してもらえる報奨金)制度というのがあり、チームで売れた額の数パーセントが給与に上乗せされます。 インセンティブは、販売営業額の5〜10%程度、賃貸は取り扱い新規賃貸額の3%程度となります。よって、インセンティブの割合を聞くことが重要です。どうせ、目標達成に努力するのであれば、インセンティブが高い方がよいですが、「給与」では得られないスキルアップのチャンスがあります。
  • Check Point 2
  • 不動産業界は基本的に火曜日がお休みです。火曜日以外には何曜日が休みなのか、直球ではなくさりげなく変化球で聞いてみる必要があります。
  • Check Point 3
  • マンション販売などで、よくモデルルームというのがありますが、これは売り出すマンションの近くに建てます。
    本社は東京都にあるのに、モデルルームは埼玉県にあり、販売中は埼玉県に勤務するということが、よくあります。
    仕方がないことなのですが、「本社が東京都なのにモデルルームを北海道に設置することになった。北海道勤務を命ずる」というようなことがあるのかどうか、可能性だけはしっかりと確認しましょう。

職種別 仕事人の心得

【仕事人の心得】エンジニア

「何ができるのか」に固執しないで!

エンジニアはとかく、自己のスキルアップを望みます。
エンジニアは技術者です。だから自己のスキルアップを望むのは正しいことなのですが・・。

会社は学校でしょうか?与えてもらうだけの「学ぶ場」なのでしょ うか?
いいえ。それは誤りです。

自己スキル(技術)を提供し、その対価として給与、スキルアップの機会を得るのです。

採用担当者に対しては自身の「スキルアップとともに御社に貢献していく」という姿勢を見せなければ 「自分勝手な人間」と評価されがちです。

しかし、面接が順調に進み、エンジニアの責任者との面接ににおいては若干異なります。
エンジニアならエンジニアならではのスキルアップに対する意欲が高く評価される傾向にあり ます。

また、コミュニケーションスキルについても認識違いなことが多くあります。
面接担当者に合わせて意欲伝達の方法の使い分けを!
「エンジ ニアは職人なのでコミュニケーションスキルが低くても仕方ない。」→×
「エンジニアに最も必要なのはコミュニケーションスキル」→○

【仕事人の心得】営業

「営業は会社の根幹」

そのとおりです。よく言われますよね。

たしかに営業を経験しなければ
「デキるビジネスウーマン・ビジネスマンになれ ないとよく言われます。」
「私は営業は無理だから、デキなくて普通レベルでい いもん!」という意見を持たれる方いらっしゃるかもしれません。

しかし、会社はサービスや商材を売って、その売り上げで成立しているのは誰で も知っていますよね。
だからこそ、その根幹を経験してみる必要があるのです。

「営業がイヤ!だから管理部門がイイ!」という意見は非常に後ろ向きです。
営 業を経験してから聞きたいセリフです。

「時間、場所、休み」が自由になる営業職はない

  • ・求人広告どおりの就業時間ではない。
  • ・遠方に営業活動。
  • ・休日出勤がある。

しかし、「営業活動を成功させること=自己スキルが認められる」につながるのです。

「悪い労働条件を克服してでも得られる何か」、「スキルアップの先にある富(決して資金だけ ではない)」
が得られる最大の職種は「営業職」に他なりません。

長いビジネス人生の中で一度くらい、営業職にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?

「フットワークが軽い」、「固執し過ぎない」、「目標は追うものではなく達成するもの」。
これが重要になってきます。

【仕事人の心得】管理部門

「営業がイヤなんじゃないの?」

求人媒体で「一般事務職」を募集すると、「こんなにたくさん履歴書が来るとは・・!」
というくらい履歴書が届きます。

面接で「一般事務で何がしたいのですか?」と聞くと「事務です」
と答える方が非常に多くいます。

確かに職種は一般事務ですが、管理部門には「総務」「人事」「経理」をはじめ とした様々な仕事があります。
「総務ってこういうことをやるのか」「人事ってこういうことをやるんだ」「経理って多分、こ んな仕事」くらいの内容と、その中でも、自分が何がしたいのかは把握してください。

管理部門職の応募者において、最も多い本音は
「営業はイヤだけど仕事はしたい!」というもの。

しかし、会社には営業職もあり、管理部門職もあるから成り立っているもの。

双方の立場や職務を経験してはじめて「デキるビジネスウーマン」「会社を理解するビジネスマ ン」になれるというものです。

志望動機が「営業がイヤだから・・」というのを採用担当者は見抜きます。
だからこそ、管理部門を志望するなら「管理部門職で何をしたいのか」を明確に!

笠倉和重(かさくら・かずしげ)プロフィール
笠倉和重(かさくら・かずしげ)

笠倉和重(かさくら・かずしげ)

米国ブリッジウォーター大学経営管理学MBA
1993年大学卒業後、ゼネコン、商社にて28歳で人事部長に。
その後SIインベストメント人事部長を経て、2005年知的体育会採用ソリューション企業株式会社AOIインターナショナルを起業。

メッセージ

並行して営業、イベント会社経営に携わるなど、「何でもやりまっせッ」がモットー。名刺の役職は「代表取締役仕事人」と記載しているほど「ふんぞり返るのが嫌いな仕事人」の30歳74ヶ月です。
ちなみに、MBAは大学卒業後9年もかかってしまいました(笑)。

「ハート・トゥ・ハート」が採用でのキーワードです。 採用テクニックを伝授している先生方は多いですが、採用職経験がないコンサルタントが多いのも事実です。机上の空論に惑わされずに、私のような人事・採用職経験者の生の声を指針としていただきたいです。決め手となるのは「一緒に働きたいなっ!」という気持ちですからね。

Copyright © 1998-2012 CyberAgent, Inc. All Rights Reserved.