サーチタイムズ

超初心者のマネー塾

第10回 保険のキホンをおさえよう(その2)

よく生命保険の払いすぎについて言われているけれど、実際はどのくらい払えばいいの?(32歳女性)

「いくらを」「いつまで」が選ぶポイント

最近は保険を選ぶにも、インターネットで様々な情報が集められるようになりました。ただし商品の数が多すぎて、自分に合う保険を選ぶのは一苦労。無料相談などのサービスはありますが、まずは自分のニーズを把握しておくことが大事です。

超初心者のマネー塾 ポイントは2つ。保険を選ぶには、「いくらの保障が」「いつまで」必要なのかを決めます。これは保険に入る人に万が一のことがあった場合、経済的に困る人がいるかどうかで変わってきます。

あなたが独身ならば、「お葬式代+α」でOK。万が一の時、経済的に困る人がいないからです。子どもがいない主婦も同じように考えます。一般的には、200万円〜400万円、終身ならば十分でしょう。

結婚していて生活費を負担している方、結婚の予定がある方、ご両親の生活費を負担している方は、「家族の生活費」が加わってきます。ただし現在の生活費が保障すべき額ではありません。

仮に保険に入られる方が、専業主婦である妻と子どもがいるサラリーマン男性であるとしましょう。まず家族3人分の生活費から2人分になるので、だいたい7割程度になると考えます。さらに遺族厚生年金や遺族基礎年金がもらえます(厚生年金に加入していない、子どもがいないなどの場合、支給されないケースがあることに注意)。一般的には月10〜20万円、60〜70歳ぐらいまでの保障があるといいでしょう。

子どもがいる場合は、さらに「子どもの教育費」が加わってきます。一般的には1000〜1500万円を、子どもが18〜22歳になるまでという形になるでしょうか。

これらは個別のケースによってかなり変わります。妻に経済力があれば保障すべき額は少なくて済みますし、子どもをどこまで進学させるかにもよります。現在どのくらいの生活費で暮らしているか、万が一の時は遺族年金がどのくらいもらえるのか、などは、一度計算してみましょう。

将来を考えるきっかけに

「たくさん保険に入っておけば、どんな場合も心配ないじゃないか」と思う方がいるかもしれません。ただし保険ですべてを賄うという考え方は、かしこい考え方とは言えません。長生きされるケースも多いですし、そのお金を資産として積み立てていけば活用方法は広がります。実際に、月数万円もの保険料は負担になるでしょう。

保険選びを家族の将来を考えるきっかけとして、楽しく話し合えるといいですね。

今回のポイント

  • ・万が一の時、必要な保障が「いくら」で「いつまで」なのかを基準に。
  • ・家族の将来を考えるきっかけに。
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答えてくれたファイナンシャルプランナー

基太村 明子(きたむら あきこ)さん
基太村 明子(きたむら あきこ)さん
日本証券新聞社記者を経て、コーチ・トゥエンティワンに勤務。広報担当として日本におけるコーチングの普及に努める。現在は独立し、産業、コーチング、マネー、自分磨きなどをテーマとした執筆活動を雑誌やウェブサイトで展開。NPO法人コモンビートの理事としてミュージカルを通じた共育活動も手がける。日本ファイナンシャル・プランナーズ協会AFP。

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