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超初心者のマネー塾

第8回 ハマりたくない!投資信託の落とし穴(その2)

数ヶ月前に買った投資信託が上がってきました。そろそろ売るべきですか?(31歳男性)

上がったから売る、という判断でOK?!

投資信託をいつ売るべきかについて、決まった法則はありません。ただし「上がったから売る」という単純な発想はして欲しくない、というのが正直なところです。

基準価額が上がると、利益を確定させたくなって、すぐ売却してしまう人がいます。しかし基準価格が上がるということは、その投資信託が良い商品だという見方もできます。売却するよりも保有し続けたほうが、カシコイ選択である場合もあるのです。

超初心者のマネー塾 投資商品は一般的に、長く保有すればするほどリスクが減るものです。一方で期待できるリターンは減りません。リスクを抑えながら一定のリターンを狙う、という投資信託のメリットを得るには、やはり数ヶ月というのは短いでしょう。

ただし状況は人それぞれ。保有する投資信託の投資先に将来性がなくなった、お金が必要になったから投資商品のどれかは売却しなければならない、など他の要因があるならば、その限りではありません。

本来、投資は気長な人がメリットを受けるもの

株式を担当するファンドマネージャーさんに投資を成功させる秘訣を聞いたところ、すぐに「忍耐力」という答えが返ってきました。相場には良い時も悪い時もあります。良い投資先を見つけたなら、期待する成果が得られるまで待つことが大事。長期投資こそ、投資を成功させる秘訣だというのです。投資の基本は、プロも一般の方も変わりないのですね。

ちなみに「長期投資」と聞くと、皆さんはどのくらいの期間をイメージしますか?アンケートを実施してみると、3年、5年といった答えが意外と多いのです。投資の現場では、とても長期とは言えない期間。短くても10年、実際は無期限で考えるのが「長期投資」です。

それを踏まえて、もっと気長に考えてみましょう。そもそもお金は一生つきあうもの。投資活動も一生続けていくつもりで、長く付き合える投資信託を選びましょう。

今回のポイント

「上がったら売る」では、投資信託が持つ本来のメリットを逃すことに。一生つきあうつもりで長期投資を実践しましょう。

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答えてくれたファイナンシャルプランナー

基太村 明子(きたむら あきこ)さん
基太村 明子(きたむら あきこ)さん
日本証券新聞社記者を経て、コーチ・トゥエンティワンに勤務。広報担当として日本におけるコーチングの普及に努める。現在は独立し、産業、コーチング、マネー、自分磨きなどをテーマとした執筆活動を雑誌やウェブサイトで展開。NPO法人コモンビートの理事としてミュージカルを通じた共育活動も手がける。日本ファイナンシャル・プランナーズ協会AFP。

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