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超初心者のマネー塾

第3回 株式の仕組みを知ろう(その1)

株を買おうと思ってインターネットで株価を検索してみました。でも、分からない言葉が多くて。それだけで株式を買うのは無理かなと思ってしまいます。(28歳男性)

株価情報で登場する言葉ぐらいは押さえたい

言葉が分からないと、その世界に足を踏み入れるのをためらってしまいますよね。今回は言葉の説明がたくさん出てきますが、どれも基本的な用語なので、ぜひ覚えてください。そんなに難しくはないですよ。

株価情報を検索すると「市場(取引所)」「取引値」「出来高(売買高)」などの項目が出てきます。これらは株式の世界を知る上で基本となる知識になりますから、押さえておきたいところです。

「市場」とは、その株が取引されている場所のことです。日本で一番大きいのは東京証券取引所、略して東証です。東証は世界の三大証券取引所の一つに挙げられていて、世界経済の中でも重要な役割を担っているんです。

超初心者のマネー塾 東証は株式市場として一部と二部があり、一部の方が厳しい上場基準が設定されています。そのため、東証一部に上場している企業は、それなりの規模や信用があると判断されます。他の地域には、大阪、名古屋、福岡、札幌に証券取引所があります。
また新興企業(ベンチャー企業)向けにはジャスダック証券取引所があり、東証にあるマザーズ、大阪証券取引所にあるヘラクレスなどどともに活発な取引があります。新興企業向け市場の上場基準はゆるく設定しているので、新しく元気な企業が集まりやすくなっています。

「取引値」とは、いわゆる株価のこと。「出来高(売買高)」はどれだけの株数が取引されたかを表しています。ちなみに取引高を金額で表したものは「売買代金」と呼ばれます。

株価指数についても知っておこう

テレビのニュースを見ている時、「日経平均株価が〜」「トピックスが〜」という言葉を聞いたことがあるでしょう。これらは代表的な株価指数で、株式市場がどんな傾向にあるかを大まかにつかむのに役立ちます。

「日経平均株価」は東証一部上場銘柄のうち取引が活発な225銘柄を選定し、算出した指数です。名前の通り、日本経済新聞社が毎分、算出と公表をしています。1949年から続く、長い歴史を持った指数です。日経平均株価を使った派生商品も数多く生まれています。

一方、「TOPIX(トピックス)」は、東証株価指数のこと。東証一部上場株の時価総額をもとに算出されています。こちらも1969年から続く、歴史ある指数です。
株式投資をする時、個々の銘柄の動きを見ることは大事ですが、同時に市場全体がどのような動きをしているかも知っておくことは必要です。ある会社が素晴らしい業績を上げたとしても、株式市場全体が大暴落していれば、その会社の株価は影響を受けずにはいられません。

その世界で使われている言葉が分かるようになると、魅力が伝わりやすくなってきます。少しずつで構わないので、気になる用語は覚えていきましょう。

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答えてくれたファイナンシャルプランナー

基太村 明子(きたむら あきこ)さん
基太村 明子(きたむら あきこ)さん
日本証券新聞社記者を経て、コーチ・トゥエンティワンに勤務。広報担当として日本におけるコーチングの普及に努める。現在は独立し、産業、コーチング、マネー、自分磨きなどをテーマとした執筆活動を雑誌やウェブサイトで展開。NPO法人コモンビートの理事としてミュージカルを通じた共育活動も手がける。日本ファイナンシャル・プランナーズ協会AFP。

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