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後悔しない!分譲マンション購入術

初めての分譲マンション選びなら、知っておきたい、安全・安心なマンションの選び方、耐震性やシックハウスなど気になることや、忘れがちな費用についてご紹介します。

(2)耐震性、シックハウスなど、気になる注意点

チェックポイントは躯体、設備、建具の順で。マンションの質は構造体の強度で決まる!

分譲マンションを選ぶ際、立地条件、広さ、価格などが大きな要素になりますが、そのマンション自体の質も重要です。必要な強度を満たしていないのは論外ですが、ほかにも注意すべき点があります。

耐震性、シックハウスなど、気になる注意点

マンションは、鉄筋コンクリートで出来ています。コンクリートは圧力には強いのですが、引っ張り強度が足りません。そこで、鉄筋を入れて強化しています。これが、RC造です。大きな建物だと、鉄筋ではなく鉄骨を芯にして、その周りをコンクリートで固めています。これを、SRC造といいます。

そして通常は、この鉄筋コンクリートの躯体だけで十分な強度や耐震性が出るように設計されています。

耐震性の基準は建築基準法によって定められていて、だんだん厳しくなってきました。特に、1981年の大改正で「新耐震基準」が取り入れられて、従来の約2倍の耐震強度に引き上げられています。

そのため、1981年(昭和56年)以降に建てれたマンションは一般に「新耐震型」と呼ばれ、耐震性が高いとされています。震度6強の地震でも大破や倒壊することなく住民の命が守られるのが目安です。もちろん、現在建築中のマンションも、この基準を満たしています。

最近は、免震構造や制震構造と呼ばれる仕組み取り入れて、さらに地震に対する強度を高めた建物もあります。免震構造は、基礎と建物の間にゴムやバネを入れて、地震が来ても建物に揺れが伝わらないようにしたもの。制震構造は、制震パネルやダンパーと呼ばれる装置を埋め込むことによって、地震のエネルギーを吸収する仕組みです。

キッチンやトイレ、風呂などの水周り、ドアや窓などの建具、壁紙、ドアノブや水栓金具について

こうした設備は、必要に応じて後からリフォームや交換ができます。また分譲マンションの場合、建築途中に購入するので、契約後に仕様を変更してもらえるケースもあります。

キッチンやバスユニット等の交換は大掛かりな作業になるので簡単ではありませんが、10年、20年というサイクルで考えればリフォームも可能です。一方、建具や壁紙、金物などは比較的簡単に交換できます。

ただ気をつけたいのが、建具や壁紙、家具などから発散される化学物質です。接着剤などに含まれる化学物質が密閉された室内に充満し、入居者が目の痛み、喉の痛み、めまいや吐き気、頭痛などを起こすことがあります。

こうした現象は、シックハウス症候群と呼ばれています。最近は、これに対する対策が施された素材も開発さえていて、きちんとしたマンションメーカーでは、こうした面でも対応が進んでいるので意識してみてください。

マンションで最も大切なのは、構造体である躯体です。設備はリフォームできても、躯体は交換できません。ですからチェックの順番としては、まず躯体が頑丈なこと、次に水周りなどの設備が充実していること。交換が簡単な壁紙や金具類の検討は最後でかまいません。

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